ショーン・オブ・ザ・デッドSHAUN OF THE DEAD/2004年/イギリス/エドガー・ライト
差別をなくして明るい未来、ゾンビの人権守りましょう! ゾンビと人間の共存を!
って「ゾンビランド」の感想に書きましたけど、むしろ「ショーン・オブ・ザ・デッド」のほうがゾンビ人権問題にぴったりくる話でした。「ゾンビランド」の感想に書いたときは単なる思いつきで、じつは本筋とは関係なかったのです。いやーすいません。すいません。
テンポよくてキャラクターも楽しい。イギリスなので銃がほとんど出てこないのね。ぽかぽか殴ってがんばるよ。対ゾンビは銃と車がないと戦うのきっついんだなあ。走らないゾンビだからまだまし? これで走られたらたまったもんじゃないよね。
ショーンがだんだん殴るの慣れてきてうまくなってるのがいいね。へたれ主人公かと思いきや、けっこうしっかりしてる。親友のエドがへたれを通り越してダメ人間だし、ショーンはふだんからそれなりにしっかりしてたんだろうね。ほとんど保護者だもんなあ。
ちょこちょこ出てくるイヴォンヌが、どう考えても超強いんで(だってゴルフクラブ1本で返り血一つ浴びずに生き延びてるんだもの)、イヴォンヌ・オブ・ザ・デッドが見てみたいです。どうやって戦ってきたんだろう! イヴォンヌさんかっこいーっす。
おとうさんは車の中に閉じ込められたから、あのままじっとしていれば頭ぶちぬかれずに生き(生き?)のびるんじゃないかなって思ったよ。おとうさんがカーステレオのボタン押すとこいいよね。こう、ギャグがその場のノリでというよりは伏線回収になっていたりするところも、コメディとしてすばらしいと思います。
ところで、ゾンビは人間とゾンビを外見で区別しているの? 本能が残るというけれど、それだったら臭いで区別しそうだよね。この謎を解いてくれるゾンビ映画があったら教えてください。もっといろいろゾンビ映画見ないと、またトンチンカンなこと書いちゃいそうだよ。そもそもロメロのゾンビ見てないのですいません。ほんとすいません今度見ます。